目のトラブルに!眼圧計導入しました。
こんにちは!
フィラリア予防と狂犬病ワクチン接種で、病院が混みあうシーズンですね。
今も待ち時間が長くなる日が多く、皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ありません…。
こんな予防シーズンに病院に来る子は元気で健康な子が多いです。
ですが、元気な子たちにまぎれて、絶対見逃しちゃいけない病気を持った子たちもいます。
そんな絶対見逃したくない病気の一つに「緑内障」があります。
- 目が大きく見える
- 目が白っぽくにごる
- 目を痛そうにする
- 目をこする
- 目の充血
これらは、目のトラブルがあったときに見られる症状ですが、緑内障でも見られる症状です。
緑内障では眼球内の液体が出ていかなくなり、徐々にパンパンになってしまいます。強い痛みをともない、気づいてから短時間で失明に至ることさえあります。
緑内障の検査では、眼球内がどのくらいパンパンになっているか「眼圧」の測定が欠かせません。
当院ではこのたび、眼圧計を新しく導入しました。
患者さんの目に表面を麻酔するための点眼薬をさしてから、実際に眼球に触れて測定します。
測定できた値を正常な眼圧と比べて、異常があるかどうか判断します。
緑内障では、気になる症状が出てきてから検査、診断をして治療を開始するまでなるべく早く進めることが大切です。
また、眼圧が上がるのは緑内障だけではありません。目の中に腫瘍ができてそのせいでパンパンになることもあります。
いずれにしても、なるべく早い対処がその子の視力を守ることにつながります。
目の症状で気になることがありましたら、お気軽に聞いてくださいね。
※モデルは院長宅の猫です。おはぎといいます!真っ黒でわかりにくかったらごめんなさい(;^_^A
動物看護師 立岩美和子